4月14日(木)PM21:30頃~
今まで経験したことの無い大きな揺れが起りました。
熊本は、ここ何十年も大きな地震はありませんでした。
自宅は、特に被害も無く保育園の外観も無事で
地震の大きさ被害の大きさが予想出来ませんでした。
4月15日(金)PM6:00頃~
益城町や保育園周辺で大きな被害が出ていました。
瓦や石壁が崩落して道を塞ぎ通行不能な場所がありました。
当保育園も正面玄関が開かず緊急で鍵を開けてもらい
内部の被害状況、ライフラインの状況、給食室の運用確認
食材の確保の有無
そして・・・
保育士の先生達の生存確認及び自宅付近の被害状況の確認等に
より休園に追い込まれました。
16日(土)は、今年度、初めての春の遠足だったのですが
余震がひどく中止のお知らせの連絡を行いました。
連絡が間に合わず登園してきたお子様に
「ごめんね。遠足も出来なくなって・・・。」
と伝えたことが今も覚えています。
緊急時に集まって頂いた保育士さん達と月曜日に
保育園を再開する為、1回目の片づけを行いました。
そしてまさかの2回目の大地震がやって来ました・・・
4月16日(土)AM1:30頃~
初めて飛び起きる様な揺れが起りました。
家族で叫びながら外へ逃げました。
周りの家からも叫び声が聞こえ
車で避難しろ!!と声が聞こえました。
家族、自分の命を守るため
車での避難を余儀なくされました。
家の中の箪笥、本棚、食器棚、家の瓦が音を立てて
落ちました。
2回目の大地震が治まり中に入ろうと
しましたがすぐに余震が続きました。
余震が起きるたびに家が揺れ瓦等が落ちる様は
とても見るに堪えませんでした。
4月18日(月)AM8:00頃~
2回目の大地震と連続する余震の中
保育園の被害状況を確認しに行きました。
1回目の時よりも被害が拡大していました。
避難地で家族で過ごす先生、断水や食料不足になった先生
私も含めて車内生活を行っている先生が
保育園に集まり
熊本県全体の被害の深刻さを受け2回目の休園のお知らせ
を行いました。
苦渋の決断の中、いつでも受け入れが出来る様に
二回目の片付けを行いました。
4月20日(水)AM7:30頃~
連続する余震の中、二階の通路のエアコンがズレ落ち
食材EVが故障していました。試行錯誤しながら
安全な受け入れと給食の運搬を保育士の先生達と話し合いながら
開園しました。
そして様々なご協力を受け通常保育を出来るまで回復することが出来ました。
今まで経験したことの無い大地震の際
安全運営の為、ご協力いただいた保護者様。
被災した保育園と先生達のために
救援物資を送って頂いた全国保育園連盟青年部の先生方。
重度な家屋や優先物件があるにも関わらず
当保育園の補修工事を対応して頂いた三津野建設様。
災害派遣でこられた全国の技術者様。
全国の警察、消防、自衛隊、医師、看護師の皆様。
そして被災しながらも保育園を助けて頂いた
保育園の先生の皆様方。
本当に有難う御座いました。
心から感謝申し上げます。
これからも皆様と力を合わせて保育園、熊本県を
盛り上げていきたいと思います。
がんばろう!!くまもと!!